「ちょっとやりたい」を楽しく、気持ちよく
洋服のボタンが取れそう...
裾がほつれてきた...
ちょっと気分転換にちくちくしたい。
そんな時、気軽にやれたらいいなと思います。
シャツのボタンや、ちょっとしたことって意外とおっくうだったりしますよね。
わかっちゃいるんですけどね...
色々考えた挙句、「お裁縫道具が気軽に出し入れできないとつらい」という事実に気が付きました。
洋裁用の部屋が持てるわけもなく、やっぱり引出とかにしまっておかなければならないので「コンパクトかつ愛着が持てる物」と思い作ってみました。
裁縫箱の中身は?
まず考えたのは、「自分がちょこっと裁縫するときに必要なものは何か?」です。
普段使う道具を考え、サイズや構成を考えました。
私にとっては布を切ったりするのは”大仕事”です。
なので時間に余裕がある時にしかやりません。
ということで裁ちばさみとかは入れないことにしました。
最低限の道具の構成が決まりました。
糸切りばさみ
待ち針
ボタンつけ糸
ちゃこぺん
指ぬき
糸通し
へら
糸切
小さい号数のかぎ針
針&針刺し
ちょっとしたボタン
あとは見て楽しむためのお気に入りのワッペンとかボタンとかです。
いつもの道具や、いつものボタン付け糸のサイズを計ります。
そして気持ちゆったり目のサイズを考えて、裁縫箱のサイズを決定しました。
布張りの裁縫箱
外の布はリネンの薄緑色のものが家にあったので使いました。
中は二段の構成になるようにしてあります。
ふたには自分の好みの色で刺繍をしてみました。
刺繍は興味があるんですが、まじめに本を読んだりしたことがなく独学&イメージでちくちくしてみました。
では中のご紹介です。
出しっぱなしでもいいかな?と思えるぐらいお気に入りの見た目にできたと思います。
材料は厚紙と布とボンド
実際作ると、本体の厚紙のサイズ計算が大変でした(*_*)
そこさえクリアーしてしまえば、あとは張るだけなんですが...
でも、「苦労の甲斐があったかな」と思っています。
布張りの箱作りは、本も色々出てるのでちょこっと読んで勉強しました。
紙にも布地みたいに目があるんですね。
しなやかに曲がる方向とそうでない方向があるそうです。
勉強になりました。
材料に使ったのは、職場で大量に消費されていたレポートパッドの台紙です(笑)
それをボンドで2枚ずつ張り合わせ、辞書などを載せて放置。
しっかり乾いたら、それを材料に作りました。
厚紙も買うとそれなりのお値段なので節約しました(笑)
内側は厚めの色紙を使っています。
画材屋さんに行くと「マーメイド」とかいろいろテクスチャーのあるものや、しましまのものなど売っています。
最近は一から作るのは大変なので、しっかりしたお菓子の箱があるととっておき、布を張って楽しんでいます。
でも本当にほしいサイズはなかなかないので、長期に使う予定があるものは作りたいな~と思っています。
ボンドをきれいに塗るコツ
ボンドって扱いに慣れないと意外と難しいかもしれません。
私は学生時代から木工やら何やらで使うことが多かったので慣れていましたが、同級生でも苦戦している子はいました。
まずは筆でしょうか。
私の個人的なお気に入りは、アクリルガッシュとかで使うナイロンのコシのある平筆です。
そこそこ幅の広いものが便利です。
そして筆先がシャープなもの。
もっさりしてると細かいところが塗りずらいです。
次はぬれぞうきん。
これは必須です。
はみ出したりしたところをささっと拭いたり、手についたボンドを拭きながら作業します。
ボンドは表面について乾くと特有の質感があり、すぐに「はみ出したんだな~」とわかり完成度が下がります。
次はボンドの容器。
出来れば口の広めの蓋のできるものがいいです。
先端が細くなった容器に入ったボンドを出して、筆でとるのにあると便利。
大きな容器のボンドも、開けっ放しにすると乾いてしまうので小分けにして使うほうがいい状態を保てます。
あとあればいいものは、広告や裏紙のいらない紙。
ボンドを塗るときに下にひいて、作業台が汚れないようにすると作業効率が格段に上がります。
あとは筆を立てておく何か。
必要であれば筆洗なんかもあるといいかもです。
道具と気を付けるポイントを押さえれば、きれいにボンドを塗ることができますよ♪
目に楽しい道具があればなお楽しい♪
裁縫箱を作ってみて思いました。
手に取りたくてたまらなくなる道具があれば、気持ちが軽くなるんだな~と。
なので生活の中のいろいろな道具も、1つずづ真剣に選びたいと思っています。
こだわりが強すぎてなかなか必要なものが買えないのもどうかと思いますが、大事なこだわりは持ち続けたいと思います!(^^)!